意地悪なアイツ【完】
次の日から文化祭の準備が着々と進み始めた。
健人と唯が学級委員だから
強制的に俺ら二人も手伝わされている。
俺と健人は店を出す看板を
校庭の端にある倉庫に取りに行った。
重い扉を開ける…
ギィギィギィギィーー
『なんなんだよ、この倉庫…』
扉を開けた瞬間、俺はビックリした。
そこには、くもの巣だらけでほこりを被った置物がたくさんあったからだ
てか、ここの倉庫使われてんの!?(笑)
「あーやっぱ1年も使ってなかったら
流石にヤバイな(笑)」
健人は笑いながら言った。
やっぱり使われてないんだ(笑)
俺は自分の背よりも高く大きな看板を見つけた。
「これ持って行くぞ」
健人は大きな看板を指しながら苦笑いをしている。
俺達は【ホストクラブ】と書いてある
大きくて重い看板を持ち上げ、
倉庫をでた。