意地悪なアイツ【完】



~愛美 side~


サンサンと照りつける太陽。
そして目の前には…


流れるプール!!!!


あたしと唯は一目散に走って飛び込んだ。
冷たーいと騒ぐ私達。

でも突然…

「ウォータースライダーに行こうよ」
そう言ったのは唯。


あたしは固まった。

昔から高い所がダメでマンションの3階以上の高さに行くと足がすくんでしまう。


「ごめんね…
あたし高い所がダメだから行けないや」

「そうだったねー
愛美高いところ苦手だったね…」

残念そうにする唯。


すると、

「俺高い所大丈夫だから一緒に行く?」

ニコニコしながら健人が唯に話しかける。


唯は満面の笑みでうん!!と言い
二人はウォータースライダーに行ってしまった。


横には龍そして回りには沢山の人。

人が多すぎてちょっとよそ見をしていたら龍とはぐれてしまった。

あたしは木の下に座ってあたりを見渡した。
でも龍もいないし知っている人もいない。


その時…





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