【完】運命は罠と共に
再びリビングに移動すると、先ほどと同じように田中さんをソファへと案内した。
「少しここで待っててくださいね」
あーご飯炊き損ねたな、パスタにしようかな。
ちょうどミートソースは買ってあったからそれを使えばすぐに出来るしね。
冷蔵庫を開けるとベーコンといくつかの野菜が目に付いた。
よし、決めた。ポトフとパスタにしよう。
私はすぐに料理に取り掛かった。
30分ほどで出来上がり、2人で並んで食事をした。
昨日まで想っていただけの人が、今はこうして隣でご飯を食べている。
その事実に幸せを感じる自分がいた。
なんかこういうのいいよね。
「今飲んでるのは何?」
パスタを食べ終わった田中さんが私が飲んでいるお茶を指さして聞いてきた。
いつもの癖で私はローズヒップティーを淹れてしまっていたらしい。
「これはローズヒップティです。いつもの癖で自分だけ淹れちゃいました」
ローズヒップティは私の中で最近のブーム。
癖って怖いね。
「いつもそんなの飲んでるんだ。なんか効果でも?」
「ビタミンが豊富なんですよ。ビタミンは女性の味方なんで。たんぱく質と一緒に取るようにしてるんですよね。コラーゲンの生成を手伝ってくれるし」
ハーブティについて聞かれたことが嬉しくてついつい熱く語ってしまった。
このローズヒップティはこの前亜美と出かけたときに買ってきたものだ。
「こういう話は生き生きと話すね。今の表情好きだな」
「……え?///」
突然の言葉に反応に困ってしまった。
「少しここで待っててくださいね」
あーご飯炊き損ねたな、パスタにしようかな。
ちょうどミートソースは買ってあったからそれを使えばすぐに出来るしね。
冷蔵庫を開けるとベーコンといくつかの野菜が目に付いた。
よし、決めた。ポトフとパスタにしよう。
私はすぐに料理に取り掛かった。
30分ほどで出来上がり、2人で並んで食事をした。
昨日まで想っていただけの人が、今はこうして隣でご飯を食べている。
その事実に幸せを感じる自分がいた。
なんかこういうのいいよね。
「今飲んでるのは何?」
パスタを食べ終わった田中さんが私が飲んでいるお茶を指さして聞いてきた。
いつもの癖で私はローズヒップティーを淹れてしまっていたらしい。
「これはローズヒップティです。いつもの癖で自分だけ淹れちゃいました」
ローズヒップティは私の中で最近のブーム。
癖って怖いね。
「いつもそんなの飲んでるんだ。なんか効果でも?」
「ビタミンが豊富なんですよ。ビタミンは女性の味方なんで。たんぱく質と一緒に取るようにしてるんですよね。コラーゲンの生成を手伝ってくれるし」
ハーブティについて聞かれたことが嬉しくてついつい熱く語ってしまった。
このローズヒップティはこの前亜美と出かけたときに買ってきたものだ。
「こういう話は生き生きと話すね。今の表情好きだな」
「……え?///」
突然の言葉に反応に困ってしまった。