【完】運命は罠と共に
「俺を嫉妬させるのが抜群にうまいよね。あと1つちゃんと答えてもらうから。何で休みなのを内緒にしてた?」


回想している間に、洋輔さんが怪訝な顔をしていた。


そして忘れていた事を思い出してしまった。


そろそろ白状するべきだよね。




「……何の映画観るか知られたくなかったから」


「で、何観たの?」




先にあっちを見せてから白状しよう。


「ちょっとこっち来て。引かないでよ」


ソファから立ち上がり、洋輔さんも立たせると手を引いて寝室へと向かった。








ブツはすべてあそこに隠してある。








< 194 / 206 >

この作品をシェア

pagetop