【完】運命は罠と共に
夕飯を食べたあと、それぞれにお風呂に入って、2人で眠った。


ただ眠るだけ。


本当に今日は洋輔さんに心労をかけたらしい。


布団に入るとあっという間に眠ってしまった。


いつもは私の方が先に眠ってしまうから、洋輔さんの寝顔をまともに見ることは出来なかった。


けど、今日はまじまじと見つめることが出来た。


すごく新鮮だった。


眠っているはずなのに、離さないとばかりに抱きしめられていた。


もう心も体も洋輔さんに囚われて離れられないのにね。





あー、私、今幸せだ。


私も目を閉じ、夢の世界へと旅立った。


< 198 / 206 >

この作品をシェア

pagetop