【完】運命は罠と共に
その友人とは、仕事に没頭しようと決意させた人物『槻木 亜美』だった。
休憩時間に捕まってしまった。
というか、リハビリ室に呼び出された。久しぶりに休憩時間が重なったから。
「奈々ちゃーん、やっと捕まえた。とりあえず明後日空けといてね。勤務表見たからね」
……なんか怖い。
笑顔なのに、目が笑ってない亜美が居た。
いつもと立場が逆だ。
いつもは私が一方的に予定を決めるのに。
「……はいはい、分かった。亜美ん家に行っていい?平日だし優は仕事だよね?」
この際だから亜美に相談しよう。
亜美なら真剣に話を聞いてくれるだろうし。
亜美の旦那の優には絶対に知られたくないから、一応所在を確認した。
「もちろん優は仕事。じゃあ決定ね。奈々おいしいご飯よろしく」
自分から誘ったくせに、ちゃっかりしてやがる。
亜美は料理できるはずなのに、あまり作りたがらない。
だから私が亜美の家に行くときは大抵私がご飯を作る。優が居るときは、優が作ってくれることが多いけど。
「分かったよ。食べたいものの材料は用意しといてよ」
多少強引にだったけど、今度の休日の予定が決まった。
休憩時間に捕まってしまった。
というか、リハビリ室に呼び出された。久しぶりに休憩時間が重なったから。
「奈々ちゃーん、やっと捕まえた。とりあえず明後日空けといてね。勤務表見たからね」
……なんか怖い。
笑顔なのに、目が笑ってない亜美が居た。
いつもと立場が逆だ。
いつもは私が一方的に予定を決めるのに。
「……はいはい、分かった。亜美ん家に行っていい?平日だし優は仕事だよね?」
この際だから亜美に相談しよう。
亜美なら真剣に話を聞いてくれるだろうし。
亜美の旦那の優には絶対に知られたくないから、一応所在を確認した。
「もちろん優は仕事。じゃあ決定ね。奈々おいしいご飯よろしく」
自分から誘ったくせに、ちゃっかりしてやがる。
亜美は料理できるはずなのに、あまり作りたがらない。
だから私が亜美の家に行くときは大抵私がご飯を作る。優が居るときは、優が作ってくれることが多いけど。
「分かったよ。食べたいものの材料は用意しといてよ」
多少強引にだったけど、今度の休日の予定が決まった。