【完】運命は罠と共に
――――独り言、終了。

さっ、まずは田中さんに挨拶だ。




「田中さんおはようございます。田中さんの主治看になりました、金本奈々といいます。何かあったら遠慮なく言ってくださいね」


「よろしくね金本さん」


田中さんの下へ挨拶へ行くと、誰か面会中だった。


「面会中みたいなので検温はまた少ししてからきますね」





軽く挨拶をしただけで私はすぐに田中さんの病室である、個室を出た。


結構イケメンだったから、顔を見てちょっと停止してしまった。


そしてなんかそれが恥ずかしくなって、早めに病室を出れたことに安堵した。


あれ以上いたら、田中さんにばれるくらい見惚れてしまいそうだった。

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