ー俺様S様ー
告白は突然に。
「夏井ちょっといいか?」
るるに話しかけてきたのは不良で有名な
神無月爽汰だった。
友達と弁当を食べようとしているときに…と思ったが、小心者のるるは言えるはずが無い。
友達に助けを求めようと顔を見るとソッポを向いている。
そんなぁーーーーー
こんな時に限って親友の歌奈は風邪で休んでいる。
かぁーなぁー
どうしようーー
私なにかしたかな!?
とっても緊張するよーーーー///
とにかく断ることもできないので、付いて行くことにした。
神無月爽汰の足はどんどん進んでいく。
「あの…神無月君?どこに………」
「屋上。」
「おっ屋上!?」
屋上と言えばやっぱり喧嘩!?どうしようーーーー喧嘩なんてヤダよーー!!
勝てるわけないじゃん!男の子に!
「ぷっ…違う(笑)普通、屋上と言えば告白だろ?」
神無月爽汰はニッコリ笑って屋上の扉を開けた。