ー俺様S様ー
「なっ////なんで私の心の声を…!!」
「心じゃないだろ(笑)口に出てたし。」
神無月爽汰はるるを屋上に行かせると、後ろ手に鍵を閉めた。
そんなことも知らず、るるは屋上からの眺めを楽しんでいる。
「夏井。」
るるは呼ばれ慣れていない声に一瞬ビクッとしたが、こちらを向いた。
神無月爽汰はるるに近づくと目線を合わせ、キスをできる距離まで詰め寄った。
「俺と付き合え。」
付き…合…え?
「あの…ちょっと近…いです。神無月君。」
「爽汰でいい。」
そんなこと言われても………
「そっ……爽…汰。近い……」
爽汰の胸を押してみるがびくともしない。
いつの間にか壁と爽汰に挟まれ、逃げれない状況になってしまった。
「あ……の。からかわないで……」
その言葉がイラついたのか爽汰は眉を寄せ、強引にキスをした。
「ふぁ……う……」
嫌がりながらも抵抗の弱まってくるるるに理性が保てなくなる爽汰はるるの胸にてが伸びた。