私を壊して そしてキスして

彼が一旦寝室に戻って、何やら大きな封筒を私に差し出す。


「ここ、俺の友達が社長をしている。
といっても、とても小さな会社だけどな。

ここで、社員を募集している。
小さなとこだから、なんでもしないといけないけど、最近急速に伸びていて、人が足りないんだ。

会社の健全さは俺が保証する。
給料もそれなりだと思う。
何より、個々の能力をきちんと評価してくれるところだ。
その代わり頑張らないと駄目だけどな」


私に?
唖然としていると、彼がその中から資料を取り出した。


「どうだろう?」

「私……頑張ります」

「そうだな。菜那なら、自信を持って推薦できる」

「翔梧さん――」



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