私を壊して そしてキスして

その後も盛り上がって、深夜12時にお開きとなった。


「泊まってくか?」

「まさか。お前たちがイチャイチャするのなんて見たくない」

「それはお前だろ」


そんなことを言いながら、少しほろ酔い気分の恭子さんの腰をちゃっかり抱いている平井さん。

楽しいお酒になった様だ。



帰り際、恭子さんが翔梧さんを呼び止めて何やら耳打ちしていたけれど、彼は笑っただけで何も言わなかった。


私たちは、それからタクシーで部屋に帰った。


< 339 / 372 >

この作品をシェア

pagetop