私を壊して そしてキスして
励まし
やっぱり少ししか食べられない食事。
だけど、彼のおかげで、吐くことを止まれるようになった。
ほんのわずかなそんな進歩も、「それでいい」と言ってくれる彼。
夜、ソファーで寝ると言う私を無理矢理連れ込んだ寝室で、ギュッと抱き留められる。
「強がるな。独りでは眠れないくせに」
そう――。
ずっと、悪夢ばかりで、眠るのが怖かった私。
そして、再び朝がやってくることへの恐怖。
私は、この時間が一番嫌だった。
「心配するな、何もしない。説得力、ないか」
そんなことを口にしながらふっと笑う彼は、私をベッドへ押し込んで、自分も隣に並ぶ。
二人では少し狭いベッドも、彼と一緒だと安心できる場所。