君がくれたもの
私は、焦って芹沢くんに駆け寄ると、
「芹沢くん!どうしたの?大丈夫? 」
芹沢くんを揺さぶってみると、苦しげに呼吸をしている。
額に手を当ててみると、ひどい熱がある。
どうしよう…
芹沢くんは、グッタリしていて意識が無い。
とりあえず、ベットに寝かさなきゃ…
私は、芹沢くんをなんとか抱えて、ベットに寝かせた。
それだけで、汗が吹き出てきた。
「 あとは、熱を冷やさないと! 」
冷蔵庫から氷を出し、ボウルに入れタオルを浸した。