君がくれたもの
「ただ今、芽衣」
「あっ、和希、お帰りなさい。出張お疲れさま」
和希は、軽く片腕で私を抱くと髪の毛にキスをする。
「ああ〜逢いたかった。出張中は辛いよ、芽衣が恋しくてたまらなくなる」
「ふふ、和希ったら…」
食事も終わり、シャワーをしてリビングに行くと和希が優しく笑って、私に言う。
「おいで」
ソファーに座っている和希の側に行くと、和希が私を横抱きにして自分の膝の上に抱き寄せた。
私は、和希に身を預ける。
和希は、私を甘く見つめると私の後頭部に手をやり、そっと唇を合わせてきた。
私は、和希の首に腕を回しさらに深く口づける。
「今日の芽衣は、何だか積極的だな」
和希は、私をそのまま抱え上げ寝室へ行くと、私をベットにそっと降ろした。