芸能人な私は生徒会員!?



 「頭脳明晰と言えば今日1人芸能人で生徒が入る、らしいです。何でも全国模試で一度も一位より下を取ったことがないとか」

 立花先生が眼鏡をくいっと上げながら言った

 「それは凄いですね!でもきっと立花先生のクラスでしょうね」

 少し残念そうに溝沼先生が言った

 「しかしどうもそういった生徒は生意気で…出来ればパスをしたいですね。長島先生いかがですか?」

 少し小馬鹿にした感じで立花先生は長島先生に言った

 「教師のセリフとは思えませんね」

 冷たい口調で長島先生は言い返した

 そんなとき…

 ガラガラ…

 「先生方お早うございます」

 そう言って理事長が入ってきた

 「朝礼にいらっしゃるなんて珍しいですね」

 校長がたずねた

 「実は今日から皆さんの教え子に加わる生徒を連れてきたんです。ちなみに私はファンなものでね」

 そう言って理事長は笑った

 「理事長がファンだなんてよっぽどですね」

 「私はこの子みたいな子が来てくれるといいんですけどね」

 そう言って奥寺先生と溝沼先生はボソリと言った

 「さあ入りなさい」

 そう言うと廊下から女の子が入ってきた

 その姿に誰もが息を飲んだ

 黒のサラサラした艶のある長い髪にぱっちりと開いた二重まぶたの瞳に白く透明感のある肌質のいい肌
 更にスタイルがよく身長も高すぎず低すぎず誰が見ても完璧な美少女




< 12 / 29 >

この作品をシェア

pagetop