芸能人な私は生徒会員!?
「え…マジ?」
「本物…?」
とあちこちから疑問の声があがった
「あの質問!石妻さんはあの由宇何ですか?」
『あのか分かりませんが…そうです』
「「マジでーーーー!!!!!」」
私が答えるとクラス中が大声を上げた
「静かにしろっていたろーが…まあいい。石妻の席はあそこな」
『はい』
先生に言われひとつ空いていた席についた
窓際のまん中…中々の特等席
「ねえねえ!!!私溝口あき!あきってよんで」
後ろの席の髪が短く爽やかで綺麗な女子が声をかけてきた
『うん!私も由宇って呼んで』
「由宇って…女と男どっちが素?」
『女だよ』
「やっぱそうかあ~じゃあさ侑で登校とかしないの?」
『う~ん…時と場合によるかな?』
「へ~!!!じゃあさじゃあさ」
「溝口うるさいぞ!」
大声で話していたあきは先生に怒られた
「ちぇ~…」
そう言って席に座り直した
そんなこんなであっという間に放課後を迎えた
今日1日であきとはかなり仲良くなれた
「由宇~帰ろ~」
大きな声でよばれ振り向くと恵麻が立っていた
「恵麻ちゃんだ!」
「まじ!?」
「こんなところに…」
有名人の恵麻が来たことで周りが騒ぎだした
『ごめん。これからあきが校内案内してくれるから帰れない』
そう言って謝ると恵麻は頬を膨らませた
『ごめんね!この埋め合わせは必ずするから』
「うー…しょうがないなぁ必ずだからね!」
そう言って恵麻は去っていった