芸能人な私は生徒会員!?
「本当に使えないね。君は…」
そう言って1人が手を振り上げた
パシッ…
「なっ…」
「由宇!」
私はその手を掴んだ
「は…放せ!俺を誰だと思ってんだ!」
『知らない』
「凡人のくせに生意気だぞ」
『恥ずかしくないの?』
「は?」
怒りを表す特別科の生徒に静かに聞いた
『こんなことして恥ずかしくないの?』
「恥ずかしくなんかないさ」
『それ…大人になっても言える?』
私の意外な質問に誰もが黙った
『あなた達が誰の子かなんて知らないけど…親のあとを次いで上に立ったときこの時の自分を胸はって言える?子供が出来たとき子供に言える?』
周りは静かに聞いていた
『言えないと可哀想だよ。だって今のあなた達でも努力してることあるでしょ?それも胸はって言えないんだよ?努力してる自分が可哀想だよ。だから…』
私は掴んでいた手首を離し手を握った
『この先胸はって言えることをすべきだと思うよ。』
そう言ってニコッと微笑んだ
「うっ…//////いっ…行くぞ!」
手を握られた特別科の生徒やその他の生徒は顔を赤くしながら去った
『大丈夫?』
いじめられていた生徒に話しかけると大声でお礼を言って走っていった
同じように顔を赤くして
「すっごーい!由宇すごいよ」
興奮したように話すあき
「いや~さすがは裏表のない性格がいい人No.1の由宇だな」
「俺だったら殴ってたぜ」
爽君と陣君も興奮しながら話した