芸能人な私は生徒会員!?

初登校




 ピピピ…ピピピ…

 『ん~…』

 目覚ましの音とともに目覚めた私は伸びをした

 あのあと結局段ボールには手をつけず寝てしまった

 『あ…目覚ましかけ間違えちゃった』

 時計を見るとまだ5時半
 今日は一校時の途中に行くからかなり時間が空いてしまった

 『ん~…取りあえず準備しよう』

 準備が終わると8時前になっていた

 『行っちゃおうかな?』

 本当は九条さんに一校時の途中に行けと言われていたけど…ばれなきゃ大丈夫だよね

 前向きな私は九条さんにバレないように行くことにした

 外に出ると青空が広がっていてとても清々しい朝だった

 『いい天気~!!!』

 新しい制服と通学路にテンションがMAXになりかけていた

 しばらく歩くと少し先に学校らしき建物が見えてきて同じ制服を着ている人が増えてきた

 
 「…う…」
 
 誰かが着ていると凄く可愛く見えるな~

 「…ゆう…」

 チェックの入ったスカートだもんね~

 「由宇!!!」

 『うわっ…て恵麻!?どうしてここに?』

 大声で呼ばれて驚いて振り返るとそこには恵麻が立っていた

 




 
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