芸能人な私は生徒会員!?
『だって私…週に2日しか仕事入れてないし…勉強もしたいから』
「えーーー!!!」
『ちょっ…恵麻!!!』
恵麻が大声を出すからさっきまでの視線が多くなった
「うう~つまんな…あ!そうか」
『どうしたの?』
「な~んでもない」
さっきまで不機嫌だったのに今は1人で笑っていた
「さ!いこいこ」
そう言って足を進めた
学校の前に着くと道路の真ん中で転んでいる男の子を見つけた
しかもそのすぐ後ろに黒い車が迫っていた
『危ない!!!』
「由宇!?」
キキーっ…
『…ててて…』
間一髪男の子を抱き上げ道路の端に転がって衝突せずにすんだ
『大丈夫?』
腕の中にいる男の子に声をかけると大声で泣き始めた
『はい!これあげるからもう泣かないの』
そう言って私は飴をいくつか男の子の手に乗せた
「ありがと…ぐすっ…」
『1人で大丈夫?』
そう言うと男の子はうん!と返事をして走って行った
「おい!そこの女」
『へ?』
呼ばれたので振り返ると惺服を着た男が立っていた
何故か顔を赤くして
『あの…なにか?』