【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





「奏太、もっと丁寧にしなさい!」




 亜衣さんが、私の右腕の手当をしてくれてる奏太さんに怒鳴る。




 優しい亜衣さんが、豹変しました…。



「仕方ねぇだろ。俺、不器用だし」



「なら、もっと集中すること!」




 奏太さんが、小さく舌打ち。




 こ、こわいです…!!





「ったく…誰がこんなことすんだよ」



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