【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




「何暗い顔してやがる?」




 奏太さんに言われて、私は作り笑い。




 でも、心の中では自分をせめることしかできなくって。




 なんだか、ピエロみたいだね。





「作り笑い浮かべたって、見え見えだぞ」





 …!



「どうせ、迷惑かけちゃったな、とか思ってんだろ」




 図星!!



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