【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





「何ボケーッとしてんだ?」




 奏太さんの言葉で、私はハッとした。





「うぅん、なんでもない!」





「さっさと食えよ?遅刻すっから」




 奏太さんが、お茶を飲みながら。




「うん」





 私は、スクランブルエッグの最後の一口を食べた。





 
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