【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





 止めてくれると思っていたから、この一言で、花蓮は面食らった。




「それとも、飛び降りるのが怖いのか?」




 !




 花蓮は、男に恐怖を感じた。



「怖くなんか…!!」


「じゃあ、なんで飛び降りねぇんだ?」




 …!




「なんなら、俺が殺してやろうか?」




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