【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱








 奏太SIDE





「で、どうだ?」





 父さん…つか、組長の声で、俺は物思いから




 現実に引き戻された。





「大丈夫だ。今、龍太が、三人組を追跡してる。




 直に、連絡が来る」





 俺は、携帯電話を睨んだ。




 龍太は、俺らン中でも追跡の腕がいい。




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