【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「アジトを見つけて…どうするんすか?」




 ヒロが、俺のことをじっと見てくる。





 ヤクザのくせに、ヤクザらしくない、




 無垢な瞳。





 こいつ、よくこんなんで、若頭やってられるな。





「そうだな…解散させる」





 俺の言葉に、今度は潤が、




「か、解散!?」



 声を上げた。



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