【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




 着いたのは、大きな屋敷。



 近くには倉庫やらなんやらがある。



「降りろ」



 男はそう言って、花蓮にかぶせたヘルメットを外す。




「来い」




 男はそう言って、歩き出した。



 恐々と付いていくと、男は階段を上り、近くの部屋の前で足を止めた。



「ここが、お前の部屋だ」




 花蓮は耳を疑った。


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