【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱






「これから…





 どうするんですか?」






 私の質問に奏太さんは黙り込んでしまった。





 どうしたのかな?





「奏太さん…?」



「…お前はここで待っていろ」






 そう言って出て行こうとした奏太さんは私の腰に手を置いたまま、動かなくなった。





「あの…?」




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