【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




 つか、こいつ天然。



 最初は、不良っぽいな、って思ってたのに。




「ね、奏太さん。これ、誰?」



「俺の兄の龍太。ていっても、三つ子だから同い年だけどな」



 花蓮は、ふーん、と頷いて、



「奏太さんじゃないのかぁ」




 や、俺ここにいるし!




「こっちは?」



「俺の弟の瑛太。三つ子だから同い年だけどな」



「奏太さんじゃないのかぁ」



 俺、ここ!!!



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