【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱






「勝ち負けなんて、



 もうどうでもいいわよ!




 こんな狭苦しいところに




 閉じ込められるんなら、




 負けた方がいいわ!」






 私は、金切り声をあげた。






 そのとき、





 複数の足音が部屋に近づいてくる音を



 私は聞いた。






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