【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「龍太、瑛太、こっちが花蓮ちゃん」



 奏太さんが私を紹介してくれる。



「君が花蓮ちゃんだね。初めまして」



 喋ったのは、二人の後ろの男の人。



 この三つ子さんと同じ銀髪で、少し色黒。



「僕は竜王組の組長、竜王湊(ミナト)っていいます」




 つまり、三人のお父さんってことだよね?



 だって、奏太さん、若頭だもん。




 
< 42 / 438 >

この作品をシェア

pagetop