【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




 恥ずかしがり方が、まるで女子だ。




 目の前で見たことはねぇけどな。






「花蓮、大丈夫かぁ!?」




 俺が聞くと、




「え、あ、はい、大丈夫です!」




 花蓮の明るい声が聞こえてきた。




「花蓮ちゃん、細いのねぇ。肋骨がまだ浮き出ているなんて。でも、出るとこは出てるわね」




 …。



 あんのクソババァ…!



< 56 / 438 >

この作品をシェア

pagetop