【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




 花蓮SIDE




 風呂を出て、脱衣室を出ると、もう奏太さんがいた。



「あれ、一人なんですか?」



「もう出たのか」




 奏太さんは私の右手を掴んだ。



「行くぞ」



「え、どこに!?」



「さっき言ったろ?出かけるって」




 あ、そういえば言ってたなぁ。





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