【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





 あ、ここ左に行くんですか!?





 曲がった先には、なんかどっかの路地裏的な景色が広がっている。




 ここは倉庫なのに、屋根が鉄骨むき出し状態だから、通路を照らす電気に無視がたかっていた。




 あ、でも各小部屋には屋根が…まともな屋根がついてる。





「ここだ」




 ドアを開けた。




 中には、向かい合った二人がけソファが二つ。間には、煙草の灰皿の乗っかったテーブル。





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