明日の君へ
今、アタシはすごくピンチ!!
こうなったら秘密の通路を使うしかない。
公園を横切って、1人通るのがやっとの路地をダッシュ。
正門の裏側に出る。
自転車を標識にカギかけて塀をよじ登る。
非常階段を使って。
始業のチャイムが鳴り響く。
「よーし、それでは出席をとる。相川っ」
「はいっ」
「秋月、秋月はおらんのか?」
階段をかけあがり4階へ
げっドアが開かない!!
リリリリリリリリリリリリリリリーーッッッ!!
「火災の非常ベルだ。 みんな慌てるな。 先生が確認してくるから、教室に待機してろ」