白いジャージ9 ~最終章~
「言わせてもらえば、お前の行動の方がよっぽど危険じゃねぇの?」
豪太の言っている意味がわからずに、首をかしげた。
「こうして、男とふたりで飯を食ってる。プライベートな相談をしてる。旦那さんがキャバクラ行ったことよりも、こっちの方が100倍危険だって」
「え?そう、かな」
目を閉じながら、豪太はまたケラケラ笑う。
腕組みをしたまま、顔を近付ける。
「だって、お前、ちょっとだけ俺のこと好きだろ?」
え。
えええええ??
何?
豪太、そんなキャラだっけ?
当たってるけど!!
どうしてそんなこと思ったんだろう。