白いジャージ9 ~最終章~
「その場その場を楽しめる人がかっこいいんだってわかったんだ。キャバクラで楽しめないような人、嫌だもん」
「ほ~、そうか。でも、俺は楽しめなかったよ。楽しんでいるフリをしていたけどな」
先生は、私のひざの上に乗せた。
「でも、ちょっと妬いちゃうな。豪太ってイケメンだろぉ?ふたりでランチか」
わざとらしく、やきもちを焼いてくれた先生。
「ごめんね、先生!!もうしないから」
「いいよ、別に。信じてるから」
私は先生のひざの上で、先生を抱きしめた。
大好き、先生。
先生しか、愛せない。
豪太にドキドキしちゃってごめんなさい。
「愛してる。昨日より」
先生は甘い囁きと共に、私の口へ甘いプリンを運んでくれた。