白いジャージ9 ~最終章~
「で、午後の部の最初に応援合戦だよね?」
依子はプログラムを広げた。
「私達のクラスの子、結構集まってたよ!」
依子がみんなに声をかけてくれた。
荒木さんも来ているみたいだと知って、胸がチクンと痛んだ。
だけど、会いたいと思った。
「先生、ヤンキーになるんでしょ?」
「ヤンキーじゃないと思うけど。応援団長だから・・・・・・どうなんだろう」
先生は、詳しく教えてくれなかった。
当日のお楽しみって言ってたんだよね。