白いジャージ9 ~最終章~





「俺がいっぱい撮ってきてやるから」





私の気持ちを察してくれたたっくんがカメラを持って先生に近付いた。





笑顔で手をあげる先生。



たっくんと話した後、私を探してくれた。





「なお~!こっちこいよ」







呼んでくれた。





近付きたいのに近付けない私を、呼んでくれた。






周りの生徒達が一斉に私を見た。







「あれ、奥さんだよね?」



「かわいい人だね~」



「あれ誰?」






いろんな声が聞こえた。





< 156 / 304 >

この作品をシェア

pagetop