白いジャージ9 ~最終章~
私は、応援団長姿のかっこいい先生の元へ駆け出した。
「すごかった!!かっこよかったよ」
伝えたい気持ちを素直に伝えることができた。
金髪リーゼントの先生が、私の頭を撫でてくれた。
「めちゃめちゃ練習したんだよ、あれ」
と照れ臭そうに笑った。
大好き。
大好き。
愛してる。
喜多先生と岡崎先生の姿が見えたので、軽く頭を下げた。
「おう、直ちゃん!!またまた惚れ直したんじゃないのか?」
と喜多先生。
喜多先生もやっぱりかっこいい。
「いつもお世話になってます」
と岡崎先生も頭を下げてくれた。
普段は頼りないキャラの岡崎先生らしいけど、今日は頼もしい。