白いジャージ9 ~最終章~






執事パーティーをしようと計画をしたのは、先生とたっくんだった。





「直ちゃんが、先生の執事姿見たいって言ってたらしいじゃん」





たっくんがそう言ったので、記憶を辿る。






「そうだっけ?」




「あ~、言ってたかも。直、体育祭の時に言ってた気がするよ」




「そう?そんな変なこと言ってた?」




と言うと、みんなが大笑い。






「直は、いつも変なことばっかり言ってるよ~!先生に、駅員さんの制服着て欲しいとか、コックさんの帽子かぶって欲しいとか、高校の頃から言ってたよね」




「そうそう!!直、変態だから。先生フェチだもんね」







私が言ったささいな一言を覚えていてくれたたっくん。




そして、それを実現してくれた3人。




本当に最高の仲間だね。






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