白いジャージ9 ~最終章~





その夜は、私の実家で食事をすることになっていた。



お姉ちゃんの彼氏、高森さんも一緒に。





「直、全然太らないね」



お姉ちゃんは、私のお腹を触りながら言った。




「つわりとかであんまり食べられなかったから」



「もう少ししたら楽になるよ」





お姉ちゃんは私の赤ちゃんをとても楽しみにしてくれていた。



こんな関係になれるなんてね。






「私も子供、欲しいな」


そう呟いたお姉ちゃん。



結婚なんてしないと言っているけど、結婚しちゃうんじゃないかな。



高森さんとお姉ちゃんはとてもお似合いで、今すぐ夫婦になれると思った。







男性3人で、お酒を飲むことになった。




車で来ていたので、今日はお泊り決定!!




「嬉しい!!お泊りしたかったの」




私は、懐かしい実家でのお泊りが嬉しくてたまらなかった。




お母さんとお姉ちゃんといろんな話がしたかった。





< 198 / 304 >

この作品をシェア

pagetop