白いジャージ9 ~最終章~
その夜は、私の実家で食事をすることになっていた。
お姉ちゃんの彼氏、高森さんも一緒に。
「直、全然太らないね」
お姉ちゃんは、私のお腹を触りながら言った。
「つわりとかであんまり食べられなかったから」
「もう少ししたら楽になるよ」
お姉ちゃんは私の赤ちゃんをとても楽しみにしてくれていた。
こんな関係になれるなんてね。
「私も子供、欲しいな」
そう呟いたお姉ちゃん。
結婚なんてしないと言っているけど、結婚しちゃうんじゃないかな。
高森さんとお姉ちゃんはとてもお似合いで、今すぐ夫婦になれると思った。
男性3人で、お酒を飲むことになった。
車で来ていたので、今日はお泊り決定!!
「嬉しい!!お泊りしたかったの」
私は、懐かしい実家でのお泊りが嬉しくてたまらなかった。
お母さんとお姉ちゃんといろんな話がしたかった。