白いジャージ9 ~最終章~





会社に戻るまで、私達はゆっくりと歩きながらいろんな話をした。





出会った時の話、社員旅行の話、これからの話。




沙織は、言ってくれた。




「直と先生みたいな夫婦に憧れてるんだ」


と。







いつか、なれると信じてる。




大野さんと沙織はお似合いだもん。








午後からの仕事は、取引先の人に最後の挨拶をしてばかりだった。





別の部署の人達も私に会いに来てくれたりして、なんだか、しんみりしちゃった。









< 250 / 304 >

この作品をシェア

pagetop