白いジャージ9 ~最終章~
天使
―天使―
今日の空も青くて、澄み渡っている。
洗濯物を干しながら、白い雲を眺めた。
風に揺れる白いジャージ。
「うわぁ~!直!!おしっこ、顔に飛んできた!!」
先生の大きな声が聞こえた。
「大丈夫?」
「俺、やっぱりまだ下手だなぁ」
オムツを持って慌てている先生。
こんな先生の姿が見られるなんてね。
今朝食べたホットケーキの匂いがまだ残っている部屋。
甘い匂いに包まれながら幸せをかみ締める。