白いジャージ9 ~最終章~




ねぇ、先生。




好きってどこまであるのかな。






先生は



どこまでもって教えてくれた。






ねぇ、先生。



私が先生と出会えたのは、運命なのかな。








私ね、先生が大好き。




初めて見たあの日からずっと。









「この子を大事にしような」







空の頬にキスをした先生。




その後に私にキスをした。








ぎゅっと握り合う手。





あの頃と同じ。




優しい手。






大好きな先生の白いジャージに顔をうずめた。






「先生好き」



「知ってる。俺も」







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