白いジャージ9 ~最終章~
「じゃあ、親父達呼んでくるけど、準備OK??」
先生は、誠人さんと花帆さんの顔を交互に見た。
「ちょっと待ってください」
と花帆さんは緊張気味に言った。
そして、鏡の前で髪を整え、自分の頬をパチンと叩く。
「な~に、緊張してんだよ!」
と誠人さんが花帆さんの頭を突っついた。
キュン!!
今の、兄弟そっくりだ。
緊張しまくりの花帆さんの隣で、誠人さんは冗談を言って笑わせようとしていた。
今日の誠人さん、素敵すぎるっ!!