白いジャージ9 ~最終章~
ポロポロと涙をこぼした花帆さんを見ていて、本当に今までひとりで頑張ってきたんだろうなと思った。
ひとりで子供を育てるって、本当に大変なこと。
誠人さんと再会できて良かったね、花帆さん。
「ありがとうございます。ごめんなさい。嬉しくて・・・・・・」
「バカだなぁ~、もうっ!!」
と誠人さんは、自分の手で花帆さんの涙を拭ってあげた。
その姿にまたキュン!
先生とはまた違う素敵さがある。
それから、みんなで楽しいひとときを過ごした。
そして、誠人さん達は、宿泊する自分達の部屋へ。
翌日の朝、私の両親にも花帆さんと愛花ちゃんを紹介した。
とても楽しい朝食だった。
お父さんとお母さんも愛花ちゃんを見て、かわいいかわいいと言っていた。
その姿を見ていると、早く孫の顔を見せてあげたいと心から思った。