Lonely Lonely Lonely
わかってるよ。
瑠璃子が、人一倍心配してくれていること。
「あ〜あ、るりちゃんは心配性だからね〜。こと、みるくのこととなると、更にね。でもちょっと今日は飲み過ぎたのかなぁ、テキーラ4〜5杯いっただろ」
くた〜っとグミにしな垂れかかっていた瑠璃子を抱き起こし、自分の方に
倒れ込ませて、涼はその背中を優しく撫でていた。
泥酔の瑠璃子から解放されたグミは、
「ふぅ」
と、ちいさな息をつき、
梅酒ロックを口に含んだ。
何気に、この中で1番酒に強いのが
グミなのだ(と私は思っている)。
「みくちゃん、続き、聞かせて」
身軽になったグミが、目を輝かせて身を乗り出してきた。
「続き?……あれ、どこまで話したんだっけ?」
「二度飯食ったまでだよ」
「涼、言葉が男になってるけどいいの?続きは特にないなぁ。そして現在に至るって感じ」
「もうヤッたのか??」
「もうっ!なんですぐそれなのっ?涼って昔から、そうだよね」
「俺っていうか、男はみんなそうだろう」
「翔くんは涼みたいに下品じゃないよ。まだ会ったの二度だよ。ヤルわけないじゃん」
「それは、そうとは言い切れないよ、な、グミちゃん」
それをグミに聞く!?
「そうですね」
あらっ。大人な返答。