この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜
「ん....。」
「華恋?」
私は重たいまぶたをゆっくりと開ける。
ここは?
私の顔を心配そうに覗く凛妃の顔でここがどこだかよくわからない。
「ここは病院だよ。」
私の心が読めたのか光は私の疑問に答えてくれる。
うまく動かない体を動かして状況確認。
この部屋にいるのは私と生徒会メンバー。
「火竜は....?」
「無事、封印された。昴先輩は罰則シールを貼られて気絶して以来目を覚ましていない。隆也もだ。」
私の頭を優しく撫でて全てを教えてくれる蓮。
終わったんだ.....。
ほっとした私は自然と笑みがこぼれる。
「なーにニヤニヤしてんだよ。気持ち悪りーな。」
グシャグシャと私の頭を撫でてどこか苦しそうにそう言う銀。
.....なんかおかしくない?
疑問に思って銀をガン見していると.....
「華恋!!」
凛妃が私の腕を強く握ってきた。
凛妃の可愛い笑顔。
だけどどこか泣きそうで。