愛しい人~歌姫の涙~
歌姫が馳せる想い
星空の下、暖かい風に当たり、会場に目を向けながら歩いていく。

明日は私にとって、初の単独ライブだ。

今まで緊張などしたことなどなかったが、未だに眠れないは緊張しているということと思っていいのだろうか。



立ち止まり、深く深呼吸をし、ライブ会場を改めてしっかりと見つめる。

明日、私はこの会場でたくさんの人たちの前で歌う・・・


「そろそろホテル戻らないと」


ほんの少しだけ会場をじっと見つめ、ホテルへと足を戻し、また夜空を見上げた。
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