不器用なぼくら
みお「お疲れ様でしたー」
幸宏「失礼しまっす!」
さえ「お疲れ~!」
シュン「気をつけてね、帰り」
薫「おぉ。じゃーな」
本日早番だった私、田中君、さえちゃんは上がろうとしてた
上中さん・・・どこだろう
とりあえずスタッフルームに行こうとすると
レジから清水さんがひょっこり現れた
太郎「廉さっき裏口から下に行ったよ。ゴミ出ししてるかも」
みお「・・・はい!ありがとうございます!」
太郎「おうっ」
清水さんに背中を押された私はスタッフルームを抜けて裏口を開けた
下を見るとゴミ出しをしている上中さんの姿を見つけた
急いで階段を降りようとして焦った
みお「わぁっ・・・!!」
やばい!! 踏み外した!!
ドンッ!
気付くと人の温もりを感じた
あれ 私・・・
廉「全く。何してんのお前」
目の前には上中さんがいた
私を受け止めてくれたみたい
びっくりして思わず押しのけてしまった
上中さんは一瞬キョトンとしてため息をついた
あ・・・また嫌な事をしちゃった
廉「・・・お疲れ」
上中さんは私を横切って階段を上っていった
違う 違う 待って
私・・・まだ言ってない!!
みお「ご、ごめんなさい!!」
ぴたっと上中さんが止まったのが見えた
みお「鍵・・・届けてもらったのに感じ悪くしてちゃんとお礼も言えなくて・・・で、でも!そうさせたのは上中さんっていうか・・・!そっちだって悪いわけで・・・いや、違う・・・違くて・・・」
だめだ なにを言いたいのか訳わからない
どうして上手く伝えられないんだろう
そんな自分が悔しくて涙が溢れ出そうになった
みお「いつも・・・すみませんでした」
沈黙が続く
上中さんからは返事がない
すると階段をカンカン、と降りる音が聞こえてきた
顔を上げるとそこには上中さんがいた
廉「いーよ。別に」
幸宏「失礼しまっす!」
さえ「お疲れ~!」
シュン「気をつけてね、帰り」
薫「おぉ。じゃーな」
本日早番だった私、田中君、さえちゃんは上がろうとしてた
上中さん・・・どこだろう
とりあえずスタッフルームに行こうとすると
レジから清水さんがひょっこり現れた
太郎「廉さっき裏口から下に行ったよ。ゴミ出ししてるかも」
みお「・・・はい!ありがとうございます!」
太郎「おうっ」
清水さんに背中を押された私はスタッフルームを抜けて裏口を開けた
下を見るとゴミ出しをしている上中さんの姿を見つけた
急いで階段を降りようとして焦った
みお「わぁっ・・・!!」
やばい!! 踏み外した!!
ドンッ!
気付くと人の温もりを感じた
あれ 私・・・
廉「全く。何してんのお前」
目の前には上中さんがいた
私を受け止めてくれたみたい
びっくりして思わず押しのけてしまった
上中さんは一瞬キョトンとしてため息をついた
あ・・・また嫌な事をしちゃった
廉「・・・お疲れ」
上中さんは私を横切って階段を上っていった
違う 違う 待って
私・・・まだ言ってない!!
みお「ご、ごめんなさい!!」
ぴたっと上中さんが止まったのが見えた
みお「鍵・・・届けてもらったのに感じ悪くしてちゃんとお礼も言えなくて・・・で、でも!そうさせたのは上中さんっていうか・・・!そっちだって悪いわけで・・・いや、違う・・・違くて・・・」
だめだ なにを言いたいのか訳わからない
どうして上手く伝えられないんだろう
そんな自分が悔しくて涙が溢れ出そうになった
みお「いつも・・・すみませんでした」
沈黙が続く
上中さんからは返事がない
すると階段をカンカン、と降りる音が聞こえてきた
顔を上げるとそこには上中さんがいた
廉「いーよ。別に」